東北地酒横丁
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2006.02.02(thu)

元旦恒例!!ひとり小(ちい)旅―その1

1月1日(日)曇りところにより晴れ

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 ごぶさたしていました。奥州屋です。影にて失礼いたします。
明けまして2006年。いったいどんな年になるのやら。
個人的なことであるが、去年の12月に彼岸へと三人も見送ったのだ。俺もそのうち渡るだろうけど、あの人とだけは向こう岸で会いたくないのだが・・・。
まあ、正月そうそうこんな話もないだろうから、ひとまずおいといて。
 今年も“恒例の元旦ひとり小(ちい)旅”(長いぞっ)に行ってみた。一応コースとしては一年前の五能線の旅(残念ながら、初の二人旅となってしまった)の途中に考えていた小海線を含む長野方面に向かうことにした。今回で七回目の小旅ではあるが、俺のルールとして、出発点と終着点を平泉駅とする。


6時40分。平泉駅前。
この提灯の道は中尊寺まで続く。俺は毎年この灯りに見送られて出発するのだ。ちなみに写真左側に少しボケて(かなりボケて)写っている「関山」という看板が見えるだろうか?それはこの町の酒屋で男山酒店の看板である。


6時53分。空が少しずつ明るくなってホームには一番電車が入ってきた。

ピンボケであるが、初日の出だ。


一関駅7時27分発。やまびこ44号に乗車。
本日の旅の友その1.まずはビールで乾杯だ。今回もバス(バス・ペールエール)を買い忘れたので、キリンの一番絞りとれたてホップにしてみた。酒はこのへん(どのへんだ)を代表する銘柄「関山」。ちなみに「関山」とは、中尊寺の山号である。今回は三増酒(たぶん)と本醸造の生原酒の二種類だ。前者は一関駅改札前のみやげ物屋の“ぐるっと遊”で、後者は同じく改札前の“NEW DAYS”で前日に購入した。この生酒は俺が買うと、どういったわけだか、いつも1年ぐらい前の酒に当たることが多い。だから生ひね香は免れないが、俺はひね香はわりと気にならないほうだから、そこそこに楽しめる酒ではある。二月ごろから運がよければ新酒を味わえることもあり、やはり新酒は若々しい香りがして、度数は高いものの初心者にもおすすめの酒である。まさに蔵出しの味だ。ちなみに生原酒は同駅新幹線口の売店でも購入できる。仙台では東口の―現在はアイリッシュパブを経営している―福島屋酒店で、以前は購入できた。

7時58分。ビールでいい気分になっていると、まもなく仙台だというアナウンス。どれ、と左側車窓に目をやれば、屋根に雪をのっけた俺のアパートが見えた。そろそろ朝飯を喰わねばと、今年は母親に頼んで握ってもらったおにぎり二つと二本目の「関山」生酒に手を伸ばす。これまた、ますます酔いが廻ってきたぞと、右車窓に目を移せば宮城蔵王。ということは、白石蔵王駅だな・・・。ここにはあの銘酒「蔵王」の蔵があるな・・・。それにしても、ひねてるぜ・・・、この酒「関山」。

8時29分。蔵王の次は吾妻小富士が見えてきた。その土地土地と、本当に素晴らしい山があるものだ!などと感心していたら、郡山だ。


わかりずらいと思うが、中央の緑色の建物が「笹の川」の蔵だ。郡山を過ぎたあたりから天気はますます良くなってきた。俺の普段の行いのおかげだ。
そんなバカな!勝手にいってろ。

9時6分。突然、車内ニュースの始まりだぁ。なになに、柔ちゃん出産。吉田秀彦が小川に勝っただと。関係ないね。おっ、1963年のきょう、鉄腕アトム放映開始かぁ。俺は生まれてないが、元旦早々に放映開始だなんて、いい時代じゃないか。今みたいに、お笑い芸人づくしの番組より、かなりレベルが高いぜ。
え〜と戌年生まれは、日本の総人口のなかで占める割合は7.6パーセントと十二支別では最も少ないのだと。ふ〜ん。以上、ニュース終わり(毎日新聞より)。おいおい、そんなことやってる間に、乗り換えの大宮駅だ〜あ! いやいや、走ってきたせいか、汗かいたな。暖房効きすぎだぜっ。

一応10時14分大宮発「あさま513号」に乗ることができた。次の乗り換え駅は上田だ。さて、ここでコーヒーブレイクといくか。大宮駅ホームではあぶなくカップ酒チェックを怠るところだった。が、そのへんは奥州屋抜かりはないのだ!18番ホームに小走りで移動中、売店にあったものを目に入ってきた順に言うと「米鶴ファミリーカップ」「吉乃川おけさカップ」ならびに「純米カップ」「大洋盛カップ」「出羽鶴・つるカップ」だ。
 ほんとか〜?おめえは忍者か
一応、そのなかから「つるカップ」を購入した。
 やっぱ止まって見てんじゃん!


で18番ホームキヨスクはと目をやれば「白鶴しぼりたてカップ」「ワンカップ大関」・・・。う〜ん、ここは埼玉だぜ。せめて「力士カップ」があってもいいだろう。おっ!「白水カップ」だと!見ない顔だな。よく近づいて見てみると、麦焼酎水割カップなるものだった。
パス!それにしても動いている車中で文字を書いていると気分が悪くなってくるぜ。ついでに言うと、車中は気のせいかトイレ臭いんだな、これが。
お食事中の方、失礼しました。
                          つづく。

 
Profeel
利酒師奥州屋さんのお話を連載します。 利酒とは酒の香り、味、出来を利きわけること。蔵元に通い酒造りのお話を聞き、お酒の声を聞くこと。お客様の御注文に合ったお酒を選ぶこと。利酒師はキキ手であり、キキ耳をもっていなければなりません。
Current List
●‘07年の小旅

◆ふるさとの酒
●その1-花泉 磐乃井 純米吟醸
●その2―盛岡への小旅

●その3-宮古へ
●その4-じゃじゃ麺といえば!盛岡の旅だぁ!
●その5-端麗とコクがうまく調和した“関山・純米吟醸”
●その6ー南部美人・特別純米酒
●その7ー廣喜 活性生原酒 純米にごり南部初雪生原酒
●その8-“浜娘・吟醸酒”
●その9-水沢「くくり雛」の季節
●その10-桜の季節―大館→弘前への小旅
●その11-秋田美人かラーメンか
最終回
 わたくし、本日も未熟者です


◆元旦恒例!!ひとり小(ちい)旅

●その1
●その2
●その3
●その4
●その5

◆奥州屋お江戸にのぼる
 カップ酒探検!

●その1
 塩釜編

●その2
 花のお江戸の夜はレモンハートで

●その3〈最終編〉
 ああ、波乱万丈のワンカップ探検!
 おっと地震だあっ



◆こんな注文!有り?

●クリスマス料理に合う日本酒ってありますか。
●いろいろなお酒があって、どんなお酒を飲んだらよいか、わかりません。
●ワンカップ片手に利酒師は行く
●こんな季節にスキッと飲む日本酒ってありますか?
●暑気払いに手軽で楽しいお料理とお酒ってありますか。
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