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「雲山」発見!いやいや14年ぶりかなあ・・・。彼を初めて見かけたのは、池袋で俺が仕事をしていた頃で、駅西口から近いところに「ここのつ」という信州蕎麦の店があって、その店で出していたのが雲山だったのだ。確か彼は長野市の酒だったと思う。 味わいは、二十代の頃に飲んだきりだからはっきり覚えていないが、香りは穏やかにして、味に厚みがあり、後口はきりりと切れがよい。そんな酒だったような気がする。 蕎麦でやるなら、さらしなよりも田舎蕎麦のような濃い蕎麦のほうが合うように思った。 この年、俺は結婚をして新婚旅行を兼ねて長野を初めて訪れたのだ。新婚旅行とは名ばかりで、名所旧跡をまわったわけでもなく、中島みゆきを、盛岡、仙台、長野と追いかけてきて、うまい蕎麦を喰い、ちょっとだけ温泉につかり、後はデパ地下の酒売り場、市内の酒屋探検をして帰って来ただけだった。そのときに雲山の古い蔵を資料館として開放していたので一応見学をしたのだ。 と、昔の話はこれくらいにして、ここからは「しなの鉄道」で小諸へ向かう。
おお、そうだった。ヨーカドーでもらった縁起物(?)の粗品をチェックするのを忘れていたな。 どれ・・・
う〜ン、戌年でシナモロールか。やつは犬だったのか。キティは良いとして(何でだ)、ウサハナまでいるぞ。ちなみに俺はサンリオキャラの中では、おさるのもんきちが好きなんだが・・・。(聞いてないぞ)。 しかし同じ犬キャラなら、ポチャッコだろう!(聞いてないって)。そんなわけで12時16分、電車に乗った。なんと電車のドアは手で開けるのだ。(ボタンじゃないぞ)。ひと昔前の仙石線(仙台―石巻間)を思い出すな。ボックスシートはすでに満席のため対面座りロングシート(いわゆる通勤電車のようなシート)へ。これじゃ酒も飲めないぜ(うそうそ)。まあ、体調も悪いし、少し酒は休むか。 ところで、向かいのカップル!公衆の面前でイチャイチャするのは止めなさい!と、心のなかで教育的指導をしていたら、次の信濃国分寺駅で降りてしまった。(バンザーイ)と、喜んだのも束の間、なんだかガラの悪そうなやつが乗ってきたぞ。席に着いたとたん、俺にガンを飛ばしてきたぁ。とにかく目をあわせないようにせねば(こわ〜い)。 小諸までは20分くらいの超小旅だ。 話は電車の座席に戻るが、本当にこのところボックスシートの姿が減ってきているのだ。我が東北にも左沢線(あてらざわせん)とか奥羽本線とか、いかにもローカル線中のローカル線といったように思われる路線でも、電車は都会の通勤電車みたいな様式が多く、とてもがっかりさせられることがあるのだ。奥羽本線にいたっては、山形から横手までの電車も対面ロングシートだし、左沢線においても同様のシートで旅情もなにもあったものではないのだ。 弁当や酒を心から楽しめないローカル線なんて何のために旅をしているのだかわからんではないか。こんな電車は朝夕の通勤通学時間にだけ走らせてもらいたいものだ。 12時40分小諸到着。思っていたより雪が少ないのには驚いた。我が仙台の街中のほうが雪や凍結している所が多いのではないか。(たまに山形のスナックで顔を合わせる長野出身の中澤氏から後で聞いてわかったのだが、このあたりは長野では雪が少ないところらしい)。 ここは浅間山登山口にもなっているという。俺は浅間山といえば群馬しか思い浮かばなかったが、長野側からも登山できるのだとつくづく感心してしまった。
それにしても人影がないな。まぁ、俺の経験から言って、元旦の観光地なんて、よっぽど名高い寺や神社がなければこんなものだ。さて乗り換えまで、あと1時間あることだし、周辺を探検してみるか。 つづく。 |
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