東北地酒横丁
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2007.05.06(sun)

◆ふるさとの酒-その8
 
浜娘 吟醸酒・・・

 さて、一関からの帰り、またカレー屋さんでひとり反省会をしたのは言うまでもない・・・が。で、今日は盛岡です。もちろん朝食はカレーです!また朝からって思ってんでしょ。
 カレーはね、腹もちがいいんだよ。労働する時はいいんだよ。立ち喰いのソバをズルズルってのもいいんだろうけど、ソバは消化がいいからね。俺はダメなんだ。おや、今朝は店長とHさんか。この二人とは世代が近いせいか、落ち着くんだよねェ〜。どれ、根っこがはえる前に行くとするか。今日は遊んでばかりはいられないんだよ。ちょいとお仕事もあるんで、恒例の車中での乾杯もしばしおあずけだ。一応写真だけでもどうぞ。

 電車が平泉を出て、衣川あたりに差し掛かった頃、車窓左手側の景色が激変しているのに、あらためてショックを受けた。この辺は今頃の季節は、遠くに雪を頂いた美しい山々が見えてくるのだが、バイパスを通す工事で、その新しくできるだろう道路は、線路より高さを高くして、これらの景色を覆ってしまおうとしているのだ。あたりまえのことだが、俺ひとりの思いだけではどうすることもできないのだ。なんだかな・・・。さらに電車は走り、前沢を通過して間もなく、“岩手誉”の岩手銘醸が見えてきた。(近々取り上げますね)さて、ここからは場面を夕方近い盛岡の街へ。仕事もなんとかこなし、駅前方面から思いつくままに歩いてみることにする。開運橋を渡り、北の方へ向かって歩いていくと、“賢治清水”なるものを発見!宮沢賢治縁のものらしいが、時間がないので詳しいことはパス!飲んでみたが、鉄分の多いような味か・・・な?酒造りには向かないだろう。

そこから上ノ橋方面へ。橋へ向かう土手を歩いていると、向こう側に見覚えのある、レトロな茶店を発見。“深草”だ。なかなか味わいのあるお店ですよ。一度ぜひいらしてくださいまし。レトロで味わいのある建物と言えば、旧岩手銀行もそうだな。これね一見の価値有りです。
 さて、上ノ橋を渡り上の橋通りへ。このあたりは蔵を使った、なかなかにシブイお店が多いよ。この次時間がある時に、ゆっくりと探検したいね。しばらく勝手に歩いて行くと盛岡バスセンターに出た。いやぁ、これまたスンゴク、ノスタルジアにかられるような趣のあるだなあ。涙がでそうだよ。ここだけ昭和つうのかな。いいね・・・。とにかく時間がないからひたすら歩くぞ。神明町・肴町・清水町・馬場町・・・と。とにかく地図がないから(あっても読まないし)気の向くままに歩いてみた。途中、肴町商店街にかなり感動したよ。仙台のアーケード街も、こうあるべきだね。清水町では、気になる料亭をみつけた。ランチもあるみたいだから、いつかきっと訪れてみたいと思う。さてさて、どうにかこうにか駅前あたりまで戻ってこれたようだ。おっ、これまた蔵を使ったステキなお店だね。“居酒屋・じょ居”だって。今度入ってみようかな。

 これだけ短時間で歩きまわったから、ノドもカラカラってなわけで。ノドがカラカラと言えばビールなわけで。で、奥州屋の方程式で考えれば、やっぱ駅南口にある、キリンシテイは外せないわけで。今回も主浜店長はじめ、三上さん、松本さん、中藤さんなどなど、スタッフのみなさん!お世話になりました。5ケ月なのに、おぼえていてくださって、うれしかったっす!さっ、帰りますか。(おいおい、酒はどうなったんだ!)おっといけねえ。忘れるとこだったぜ。今回は“浜娘・吟醸酒”にしてみた。
 山田錦50%精米。日本酒度は±0〜+1かな。酸度も1.2〜1.3くらいか。とにかく、口あたりがやわらかい酒である。香りもほのかに吟醸香が立つくらい。少し甘く感じるかな。後味はキレるというか、いくぶん辛くも感じるような・・・。
 これでも利酒師です。(すみません。)この酒にあわせるなら、そら豆の天ぷらとか、ホヤの唐揚とか、平目の刺身なんかもわるくないよ。
 されから、オニオンリングにもいいかも。

 本当に岩手には、まだまだうまい酒があるんだなって、思ってしまいました。この酒は去年の夏の、宮古への小旅に行った頃からずっと気になっていたのでした。その蔵だが、釜石市の隣町の大槌町にある。赤武酒造さんだ。
 さて、今回はそろそろ終わりにしようと思うが、あっ、そうそう、今回のバレンタインデーに、この奥州屋に義理チョコやら何やらをくださった数少ない貴重な、みなみな様。本当にありがとうございました。中でも、Aさん!さすが奥州屋のツボを心得ておりますですねエ〜。
 このカップ酒、実は奥州屋も自分で買いましたあ〜。でも、ひとからもらったほうがやっぱりうれしいな。遠目から見ると、勘違いしそうなラベルがいいよね。知り合いのシニアワインアドバイザーのSさん(長谷川京子似の超美人の)にも、大ウケでした。ちなみに、もう1種類、別のラベルがあって(義理ですけどって言うラベル)、Sさんいわく、「嫌いな上司に贈ったら皮肉っぽくて、いいかもね」って、おっしゃってました〜あ。
 顔に似合わず、けっこうキツイナ〜。Sさんたら。
 興味のある方は来年のバレンタインにどうぞ!仙台は荒町の森民さんとこのカップ酒です。
 ねっ。遠目からだと、「本気です」って読めるでしょ。本当は「本の気持ちです」って書いてんのよ。あはは。

 どうも失礼いたしました。では、今回はこれにておしまいに致したいと思います。次回はかずみママ(誰よその人)のふるさと、水沢は三月の町へ、早足で追い着きたいと思います。(本当に早く進んで下さいね。後が支えてますから)はい。ではまた次回、お会いいたしましょう。二十一代奥州屋でした〜!

 
Profeel
利酒師奥州屋さんのお話を連載します。 利酒とは酒の香り、味、出来を利きわけること。蔵元に通い酒造りのお話を聞き、お酒の声を聞くこと。お客様の御注文に合ったお酒を選ぶこと。利酒師はキキ手であり、キキ耳をもっていなければなりません。
Current List
●‘07年の小旅

◆ふるさとの酒
●その1-花泉 磐乃井 純米吟醸
●その2―盛岡への小旅

●その3-宮古へ
●その4-じゃじゃ麺といえば!盛岡の旅だぁ!
●その5-端麗とコクがうまく調和した“関山・純米吟醸”
●その6ー南部美人・特別純米酒
●その7ー廣喜 活性生原酒 純米にごり南部初雪生原酒
●その8-“浜娘・吟醸酒”
●その9-水沢「くくり雛」の季節
●その10-桜の季節―大館→弘前への小旅
●その11-秋田美人かラーメンか
最終回
 わたくし、本日も未熟者です


◆元旦恒例!!ひとり小(ちい)旅

●その1
●その2
●その3
●その4
●その5

◆奥州屋お江戸にのぼる
 カップ酒探検!

●その1
 塩釜編

●その2
 花のお江戸の夜はレモンハートで

●その3〈最終編〉
 ああ、波乱万丈のワンカップ探検!
 おっと地震だあっ



◆こんな注文!有り?

●クリスマス料理に合う日本酒ってありますか。
●いろいろなお酒があって、どんなお酒を飲んだらよいか、わかりません。
●ワンカップ片手に利酒師は行く
●こんな季節にスキッと飲む日本酒ってありますか?
●暑気払いに手軽で楽しいお料理とお酒ってありますか。
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さて、きょうは何処でたべようかな
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