東北地酒横丁
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2005.11.10(thu)

蔵の歴史
 森民酒造本家の創業者「森 民蔵」は文政12年、岩手県紫波町宮手の庄屋・谷地館家に生まれましたが18歳の時、青雲の志に燃え単身仙台に赴き人一倍の努力をして蓄財をなし、嘉永2年(1849)当市荒町五十三番地に土地を買い求め、蔵を建て店を構え酒造業を営むにいたりました。
 その後、業績は益々ふるい市内定禅寺通りと二日町に、また県内の中新田町と岩出山町にそれぞれ酒造工場を設け、森民蔵の1字を取り屋号「森民」として名酒「菊川」を広め、明治29年全国酒造家番付では生産高五千数百石で東北第1位、全国でも第8位にランクされるほどの大酒造家になりました。
 民蔵死後、各工場を分家となし荒町を総本家とし酒造業を営んでまいりましたが、第二次世界大戦中、経済統制により一時的に酒造業務の中断を余儀なくされましたが、昭和29年森善吉、民弥父子のもとで再び酒造業を再開し、今日、民弥未亡人森さち社長の元、銘酒「森乃菊川」醸造元森民酒造本家として営業発展に努めております。

                      (森民酒造本家資料より)
社名
(酒造業)  森民酒造本家 TEL 022-266-2064
       社長 森 さち
(酒類販売業)森民総本家  TEL・FAX 022-266-2066
       社長 森 光正
    住所:〒984-0077 宮城県仙台市若林区荒町53

仙台市荒町の酒蔵
 仙台市旧市街地には天賞、勝山、鳳陽、吉岡、千松島、そして森民の6蔵があります。このうち市内中心部で酒造りを営んでいるのは勝山、天賞、森民の各蔵でしたが、時代の波というべきかそれぞれ生産拠点を仙台市郊外にもとめて移転し、いまは森民だけが街中で生産する蔵元となりました。
森民のある荒町は伊達政宗とともに仙台に従って来た町方のひとつであり、町方24町の中でも大町、肴町、南町、立町、柳町、荒町の6町が「御譜代町」として別格のところでした。荒町は河原町、南材木町、穀町、南鍛冶町から続く旧奥州街道に面する町であり、麹の専売特許を与えられた町方で、いまも麹屋や味噌・醤油店がわずかに点在し町の歴史を現在に伝えています。
「蔵の歴史」にあるとおり、県内5ケ所に生産拠点をもっていましたが、やがて分家。岩出山は「森泉」に。中新田は「森加」、錦町は「森民酒店」となり、定禅寺通にもかつてあったそうです。

森民のお酒
 現在の主力は特定名称酒ですが、本当に売りたいのは一般酒(普通酒)だそうです。
 以下は2004年6月に仙台市内の居酒屋「すけぞう」にて開催された森民試飲会の記録です。
‘05年主力のお酒はその後にご紹介します。
(1)森民試飲会(04.6実施)

■試飲会記録
● 蔵元:森乃菊川醸造元 (資)森民総本家
● 日時:04年6月26日18:00〜
● 会場:すけぞう
     仙台市青葉区一番町2丁目3-28 いろは横丁内
● 参加:20名
● 主催:浦山文枝
● お酒:
    森乃菊川 純米酒(グリーンラベル)
    森の菊川 純米酒(茶瓶)
    森乃菊川 純米大吟醸(ブルーラベル)
    森乃菊川 純米吟醸(茶瓶)
    森乃菊川 本醸造辛口(茶瓶)
● 評価:アンケート統計より
    1位/純米大吟醸(ブルーラベル)
    2位/純米酒(茶瓶)
    3位/純米吟醸(茶瓶)
    4位/純米酒(グリーンラベル)
    5位/本醸造辛口(茶瓶)
● 会場からのコメント
「茶瓶の純米が味がしっかりしていて、美味しいと思ったが、大吟を飲んだら、旨味ほかこれが一番かな。でも茶瓶も捨て難い」女性

「緑の純米が女性に大ウケ。ワイングラスでオシャレなおつまみで飲んだら人気が出ると思います」女性

「どの酒もはじめちょっと硬かったが、温度が上がるにつれて味が乗って来た。中でも純吟は。始め味も香りも薄い感じだが相当良くなった」50代 男性

「緑瓶(グリーンラベル)の純米は穏やかな果実香。大吟醸(ブルーラベル)は、後味はけっこう甘いが充分楽しめる。純米吟醸(茶瓶)は、香キレイな仕上がり」40代 男性

「どっしりした“日本酒”って感じ。手のこんだ料理と合いました。料理と相方(お酒)が真剣勝負している感じでした」30代 女性

「刈穂が一番と思っていたけど、森民さんいいですね〜」女性

「純米酒も大変よかったです。しかしながら、50歳を迎えこの飲みやすさ(大吟)というか喉越しの良さに大変ひかれます」男性

■東北横丁のコメント
 前述の統計結果よりも、こちらのコメントのほうがより現場の反応にちかいのではないかと思います。特に女性に受けたのはグリーンラベルの純米酒です。森民総本家さんのお酒は、ちょっとオシャレなデザインのラベルです。 
これらの広報担当をなさっておられる方が秋元さんというすてきな女性なんですね。こういうところから森民=森乃菊川のお酒の性格が少し分かっていただけるのではないでしょうか。

(2)‘05年の主力商品
左から。
森民 特別純米雄町(720N/1.470円)
MORI NO KIKUKAWA 純米吟醸酒(720N/1.995円)
森民 美山錦大吟醸(720N/2.520円)
森民 山田錦(720N/2.625円)

「民蔵 純米酒」
これは04年みやぎ生協さんと提携したプライベートブランド。東北地酒横丁「おらほの地酒-特別編1-」で紹介しております。
「純米酒 FOREST」
おしゃれでしょ。これが日本酒なのです。口開け時よりも冷蔵庫で1日か2日置くとすごく滑らかでおいしいお酒に変身します。
【シリーズ第1回】
蔵元通信 森民総本家

 

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