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2006.9.30(sat) |
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怒りをこめてー
自動二輪駐輪禁止措置について。 |
| 東北地酒横丁 |
自動車の駐車禁止強化および取り締まりの民間依託につづき、10月からは自動二輪車が駐輪禁止になるとのことです。違反車は有無をいわせず罰金9千円也。自動二輪車の駐輪方法、および駐輪施設はどうでしょうか。
仮に仙台市の現状を申し上げれば、地下駐輪場が仙台駅東口地下、青葉通り地下、広瀬通り地下、市役所前地下と計4ケ所あります。ここは自転車、原動機付き自転車、自動二輪車もみないっしょの場であり、しかも朝9時ころには満杯になっております。
100万人を擁する都市で、たった4ケ所しかない駐輪場、しかもすでに満杯状態でありそこにはいれない(もともと入れない人もいますが)自転車やバイクが市内に溢れています。こうした都市状況の中で自動二輪車の駐輪禁止措置です。順番が違います。自動車とは違い、元々駐輪施設のないバイクを取り締まるという発想自体に順番の逆転を感じます。
駐車場があって、しかしそこにいれずに路駐する車が後を断たない、その結果路上に車があふれ交通に支障をきたす。だから取り締まり強化をした。これはわかります。もっともですね。
しかし、もともと駐輪施設をもたない交通手段を、スペースを用意せず、あるいは用意するという予定もなく、なぜ駐輪禁止措置だけが先行するのでしょうか。移動手段は移動したままでは手段にならないのです。乗ったら必ず目的の場所で降りて用件を満たすわけです。乗ったら最後どこにも止められないという法改正、交通の本来の目的自体を無意味化するような法とはいったい何でしょうか。
さて、100歩引いて、では自動二輪車はどこに駐輪すればよろしいのでしょうか。仙台市の場合駐輪施設は常時満杯です。では民間の駐輪場はどこにあるのでしょうか。数ある民間のビルで、自動二輪車やバイク、自転車のための駐輪場を用意して一般に開放しているビルがどこにどれだけあるのでしょうか。ほそぼそとほんの少しの事例はありますが、大々的に開放している所は寡聞なためか、知りません。民間の自主的な敷地開放や駐輪施設の開設を待つのでしょうか。地代の高さに比べて効率のわるい駐輪施設を民間が造るのを待っていたらいつになるかわかりません。
では公共の施設を各自治体がつくると思っておられるのでしょうか。そうでなくともこの経済状況で、多くの自治体が陥没寸前なのです。そういう施設をちゃんと作れる自治体がどれだけあるのでしょうか。
一体この国は何故ことの本質や実相から考えず、見た目の状態ばかりで取り締まることのみに、血道をあげるのでしょう。
都市への人の動きが減って、郊外へ人も車も向かうため、都市中心部の空洞化や人口減少、集客率の低下による中心部商店街のシャッター街化が問題になって久しいわけです。しかし仙台市はまず自転車、バイクの歩道駐輪を規制し、放置(とみなす)自転車、バイクを強制的に排除しました。ついで、今回は警察による自動二輪車の駐禁措置です。こうして、人が都市部に近寄る方法を制限しながら、一方では人が来ないことへの対策に「まるでお手上げ」を決め込んでおられるわけです。
地下駐輪場などという莫大なお金のかかる施設ではなく地上に、自動車1車線〜2車線分とれるような広々とした歩道が仙台市内を東西南北に幾筋も通っているわけです。ここの余剰スペースにライン引き、ここを自転車・バイクの駐輪スペースにするという対策を講じて、しかる上でそのルールを守らない車両を摘発するのが本来ではありませんか。この駐輪スペースの線引きに莫大なお金がかかるでしょうか。地下駐輪場よりはるかに、少ないお金で済むのではないでしょうか。
仙台市内での公共交通手段は、市バスと市営地下鉄です。仙台中心部近くにはマンションがどんどん建っています。そういう住人がせいぜい3〜4H範囲の移動をするとき市中心部へ向かうバスは常時「いつくるか」分からない。
南北しかない地下鉄を使うにはあまりに範囲が限定され目的にそぐわないため、どうしても自転車やバイクを使うことになります。こういう都市住民の交通手段にもちゃんとした対策もなく(お金がなくできない?)、取り締まり強化だけ。こういう都市は人の住まない場所となって行くのでしょうね。
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