美味しいものが大好きなフーミンさん。
仕事で仙台と東京を往復しながら、
おいしい店の情報があれば横丁も小路も縦横無尽に探索。
そく出かけて料理とお酒、ワイン、お店の雰囲気をとことん楽しみます。
さて、きょうはどんなお店に足が向くのでしょうか。

〈その1〉蕎麦屋で一杯
池波正太郎のファンである。
年に一度はシリーズものを読み返すのだが、何度読んでも飽きる事がない。
池波作品の登場人物は、おおらかで教わる面も多いが、
私にとって「旨いもの」指南の意味も大きい。
読んでるうちに、今夜はどこで晩酌しようかという気にさせる
罪深い本なのだ。
軍鶏鍋屋の「五鉄」、橋場の「富士楼」、蕎麦屋の「原冶」など、
たまらないですね〜。

というわけで、私のお気に入りの「旨いもの」を食べさせてくれる処を
ご紹介したいと思います。

まずは、江戸物で入ったので、やはり蕎麦屋かなあ。
「二十陸」と書いて、「つとむ」と読む。
江戸物かぶれの私は「蕎麦屋で一杯!」にスッゴクあこがれをもってまして、
蕎麦の旨さはもちろん、店のたたずまい、店主の人柄_、
うるさい事を言いながらひそかに通ってるのがここである。
それに禁煙、最高だね。(愛煙家の方はごめんなさい。)
お酒は、「乾坤一」、「日高見」、「田酒」が定番で、
「飛露喜」、「十四代」などもおいてあるが、
この季節は「田酒」を燗してもらい、
奥様手作りの一品でちびちびやるのが幸せ。
最後に「もり」を頂くわけだが、ほんとはそばがきも絶品。
でも両方はさすがの私も入らないので、蕎麦だけで我慢している。
たまに蕎麦が売り切れの時は、そばがきで晩酌。
知らない人は売り切れだと思い帰ってしまうが、
別の楽しみ方があるのですよ。
蛇足だが、池波作品では、酒は「飲む」とも「呑む」とも書かず、
「のむ」である。
この辺のニュアンスがなんともいえないなあ。               

              《了 》

東北地酒横丁
東京は御徒町の「やぶ」でそばをいただいたことがあります。
まずお酒を、ということで出てまいりましたのが
黒塗りの盆にもっきり酒と塩ひとつまみ、
小さな器に香の物。みな小ぶりで粋じゃござんせんか。
そのお酒もまた、すっきりした良い酒で。
そば屋シリーズというのもありでしょうか。

●「乾坤一」/宮城県村田町
●「日高見」/宮城石巻市
●「田酒」/青森県青森市
●「飛露喜」/福島県会津坂下町
●「十四代」/山形県村山市

屋  号/蕎麦好房 二十睦
営業時間/11:30〜14:00
     17:30〜21:00(ラストオーダーは20:30)
     土曜日は昼の営業のみ
定休日 /日曜・祝祭日・第2第4土曜日
住  所/〒980-0021 仙台市青葉区中央2-8-16 東京海上ビルB1F
電  話/022-266-2106
 

◆その1「蕎麦屋で一杯」
◆その2「以呂八の女将さん 」
◆その3 東京千駄ヶ谷「アッラ クチーナ デル ソーレ」
◆その4 国分町「シェ ゴメ 」
◆その5 東京の常店は『嘉門』になりそう!
◆その6以降



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